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8cm (多連装)ロケット発射器(''8-cm-Raketen-Vielfachwerfer'')とは第二次世界大戦中にナチス・ドイツの武装親衛隊が使用した、 8cm ロケット榴弾(''8-cm-Raketen-Sprenggranate'')を運用するロケット砲である。ここではロケット弾とその発射器の双方について解説する。 == ロケット弾についての概略 == ソ連侵攻後ほどなくして、ドイツ国防軍はソ連赤軍のBM-8/BM-13カチューシャロケット砲の攻撃を受けて深刻な損害を被った。すぐにこの有効な兵器をコピー生産すべしとの提案がなされたが、当時のドイツには軍が必要とするだけの量を生産するための工業力の余裕がほとんど残されていなかった。 しかしこの現実的な問題も提案の積極的な推進者である武装親衛隊の考えを改めさせることはできず、結果として8cm ロケット榴弾(''8-cm-Raketen-Sprenggranate'')とその発射器である8cm (多連装)ロケット発射器(''8-cm-Raketen-Vielfachwerfer'')が採用・生産されて、武装親衛隊師団に対して配備されることとなった。 導入に際して武装親衛隊側による強引な主導があったために、配備されるまでにドイツ国防軍との間で政治的諍いも発生している。 ロケット弾はドイツ軍用のものにしては珍しく翼安定方式(尾部の小翼により方向を安定させる)が採用され、推進薬には高価で資材が欠乏傾向にあったダブルベース薬を廃してコルダイトが選ばれた。 一番の特徴は信管にあった。着発信管の打撃部と起爆部の間には低温融解性軟金属でできた安全リングがはめられており、ロケット弾の発射後にロケットモーターの熱がこれに伝わって融けることで安全機構が解除されるという独特なものであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「8cm ロケット発射器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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